栃上神社の社叢(とちあげじんじゃのしゃそう)
平成8年6月17日・市指定
砺波市栃上
栃上神社は砺波市の東端に位置し、和田川の河岸段丘上部の丘陵地にあります。付近一帯の植生は、アカマツ、コナラを主体とする二次林とスギ、ヒノキの植林地で、その中にあってこの社叢はウラジロガシ、シラカシ、ツクバネガシなど常緑広葉樹の大木を今に残す自然林として学術上貴重とされています。
社叢内部は、南側斜面にカシ類が生息し、林床にはミヤマノコギリシダ(分布上貴重種)、オオベニシダ、トウゴクシダなどのシダ類がみられます。
砺波地方の先代植生である常緑広葉樹林の様相を今に残す地として、また分布上貴重なシダ植物の自生地として大切にしたい社叢です。
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