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庄川大仏 2014.11.27
コンクリートの町 庄川を代表する文化遺産

庄川大仏(2014年 改修後)

平成23・1・26登録
光照寺(砺波市庄川町金屋)

 庄川大仏はコンクリートで出来た珍しい大仏です。別名「金屋大仏」ともいい、庄川を代表する文化遺産です。

 この大仏は本体高さ6.3m(頭2.2m)、蓮台高さ3.8mを測ります。「庄川大仏の縁起」によると、光照寺20世の君道法師の発願に、尼講(女性の信者の集まり)が奮起し、北は樺太、西は近畿まで奔走したそうです。男女10万人分の遺骨を集め、セメントに混ぜて頭の部分を作り、昭和5年3月着工し、同8年8月に竣工しました。またこの大仏は一級左官職人である鏝絵師・竹内源造の最大の作品といわれます。

昭和5年の小牧ダム、昭和17年の合口堰堤(舟戸ダム)など、コンクリートで隆盛した庄川の歴史を今に伝える文化遺産といえます。

     

   
     

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