平成23・1・26登録
金屋石材山主会(砺波市庄川町庄字加羅谷)
伝えによると、加賀藩主前田利常は寛永9年(1632)に金澤城を再建しましたが、このとき金屋石が使われたといいます。現存する資料によると、天保14年(1843)以来、金澤城修築工事に際し金屋石を樋石にするため運ばれました。この樋石(石管ともいう)は、昭和45年金澤城跡学術調査委員会の手によって数十本掘り出されました。そして、兼六公園や城跡周辺の小公園、庄川の水記念公園などに置かれています。
金屋石の採掘権をめぐって、嘉永5年(1852)4月、庄金剛寺の山主と金屋石黒村の石工が相争い、十村役の三清村与一郎らが詮議に当たりましたが、金澤城修築に使う御用石だけは納入にさしつかえないようにとの処置がとられました。しかし以後も、度々争いが繰り返されたといいます。
その後、大正9年3月には金屋石材会社が設立、両村の人が其の役員となり営業を続けましたが、時勢の波に抗しきれず、昭和5年には解散してしまいました。
それ以後は細々と採掘は続けられたが、近年になって、後継者不足などが原因して、ほんの僅かの石材店を残すのみです。現在、採掘跡は、水記念公園から見られます。
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