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砺波市の田祭り一覧 2015.2.19
砺波市の田祭り一覧

大門のヨータカ

砺波市の田祭り一覧を公開します。

砺波地方には福野・津沢・出町・庄川の4地域で夜高祭りが盛大に行われています。中でも有名なのが福野の夜高祭りですが、これは神事として行われている祭りで他の夜高祭りとは一線を画します。また起源も古く、次のように伝えられています。

福野は慶安2年(1650)に町立てが行われたが、同5年(1652)に大火が起こった。町民たちは再建を図るため、福野神明社に伊勢から御分霊を勧請して氏神を祀ることにした。名代の者が分霊を奉じて倶利伽羅峠まで来た頃に人々が行灯を手に迎えに出た。

砺波市の夜高は田祭りが起源

これに対し、津沢・出町・庄川の夜高はその発祥は明らかではありませんが、田祭りとして行われています。6月10日・11日のヤスゴト・ヤスンゴト(田植え後の“休みごと”の意)に合わせて祭りが行われているのがその証しです。また行灯のレンガク(田楽)には「五穀豊穣」「豊年満作」などの文字が書かれています。

砺波市内の夜高は砺波夜高祭りや庄川夜高行燈が特に有名ですが、油田地区・五鹿屋地区・鷹栖地区などでも大行燈が繰り出される夜高祭りが行われています。また、各地では子供たちがレンガク(田楽)行灯を持って家々を回るヨータカが今も行われています。そこで、市内の田祭りの状況を一覧にしました。この一覧には大行燈の夜高祭りから子供たち中心のヨータカまで含まれています。下記の関連ファイルをご覧ください。


<参考>
福野夜高保存会 2003 『万燈』
佐伯安一 2002「四、福野夜高行灯と砺波平野の田祭り」『富山民俗の位相』桂書房

砺波地方の四大夜高祭り

砺波地方には大行燈を伴う夜高祭りが各所で見られますが、その中でも福野・津沢・出町・庄川の夜高祭りが有名です。これら四大夜高祭りの位置図をFILEに収納しておきましたので、ご自由に使用ください。

FILE

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