明治時代の出町の商店は、種類別に見ておよそ50種にものぼり、日常生活に必要なあらゆる商店が軒を並べていた。特に大きな商売力を誇っていたのは、神沢・小野田・大橋の各呉服屋であった。彼らは、新柄ものの販売から、古着の売買・交換など積極的な商いを行なった。その他、商店の数で多かったのは、米穀屋・飲食店・小間物屋・荒物屋・八百屋・菓子屋・酒屋であり、特に飲食店では、中町の浅野徳太郎や御旅屋長太郎が大きな店構えであった。興味をひくものとしては、明治時代すでに出町に自転車屋が6軒もあったということである。自転車が散村に住む人々の足として、早くから普及していたことを物語っており、他の市町村に見られない特異な点であろう。
出町の中心街は、川原町・東町・中町・西町である。この通りは、藩政期から砺波平野を南北に縦断して走る最重要道「砺波街道」に面しており、明治以降の出町市街地の拡大は、もっぱらこの通りを中心にして四方に広がっていった。出町に最初の街路燈がついたのは、大正初年のことであり、道路の舗装は、1936年(昭和11)であるが、いずれもこの通りが最初であった。
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