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8資料 陸で運ぶ、支流で運ぶ、本流で運ぶ(その1) 2015.2.5
陸で運ぶ

馬ソリ

馬・ソリ

重い木材の陸地での運搬には、ソリを使用しました。雪の上を滑らせて運びました。北海道では馬を使いました。

トラック

道路が整備され、石油の時代になると、トラックによる運搬が一般的になりました。

支流で運ぶ

鉄砲堰(てっぽうぜき)テッポウ

水量が少なく岩が多い支流で、大量の木材を運ぶための仕掛け。江戸中期に発明したと伝えられるが正確な年代や形態は不明。越中式と秋田式があり、日本各地の支流で造られました。川の大きさに合わせて大規模なものから小型のものまで造られました。
架線(かせん)

 鉄砲堰による流送はとても危険で、中には足を滑らせて川に落ち、命を落とす人もいました。また、材木も痛みました。昭和30年代後半頃からは、ワイヤーを張り、架線に吊って山から木材を下す方法に変わりました。


【砺波郷土資料館『流送に生きた人々展示図録』平成26年より抜粋】

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