砺波平野にある農家の家には、屋敷の出入り口近くに灰を入れる1.5メートル四方ほどの小屋が建っていました。これらは灰を入れておく灰納屋で、中は土壁の塗りごめで上から灰を入れて下から掻き出すようになっています。
散村の農家では山が遠いので、燃料はほとんど稲わらに頼っていました。カイニョのスギの落ち葉(スンバ)や下枝もありましたが、これは来客時の暖房用で貴重品でしたから、なるべくワラで煮炊きが行われました。そのため灰がたくさんたまり、朝起きると、まずいろりの灰を取って灰納屋に入れるのが主婦の日課でした。灰は、カリ肥料としたり、春先に田んぼに撒いて消雪用に使ったりしました。
このように灰納屋は、生活で不用となったものを有効に利用するリサイクル施設の典型ともいえます。燃料がガスや電気に代わるといろりは使われなくなり、今では屋敷の入口付近に灰納屋がある家を見かけることも少なくなりました。
2014.11.26F−2これからの散村
2014.11.26F−1これからの散村
2014.11.26E−2砺波の町や村
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