今から70年くらい前の砺波平野の田園風景は、今とずいぶん違った風景でした。水田を灌漑するために引かれている用水は、勾配に沿って曲がりくねって流れ下る自然があふれる小川でした。さらに、ほとんどの水田も一枚の面積が小さく、形も様々でした。耕地整理があまり進んでいなかったのです。
しかし、砺波平野は庄川や小矢部川の豊かな流れに恵まれて、この二つの水系から取り入れられた水が大小の用水路へと引かれていました。この流れは、水田に水を引いて潤す灌漑用水ばかりではなく、散村地帯の豊かな自然を育み、人々の暮らしを支えてきました。
野尻川、宮川、千保川などの大きな川から分かれた用水路は、さらに分かれて川幅をせばめ、やがて農家の軒先の小川となっていきました。
この用水路も、1955年(昭和30年)頃までは、いずれも川幅がゆったりとした素掘りの川で、川底は、瓦礫が主でした。小さな用水路では、わずかに泥の堆積が見られました。川岸は石積みであったり土の土手であったりしたので、雑草や小灌木が多く生えていました。川沿いのところどころには、江ざらい時の土砂が盛られた畔(クロ)と呼ばれる小高いところがあり、そこにはスギやタケ、エノキ、エゴノキ、ウツギなどの小灌木が繁っていました。小さい川沿いには、ハンノキが見られるなど、屋敷林とともに散村の緑の景観を構成していました。
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2014.11.26F−1これからの散村
2014.11.26E−2砺波の町や村
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