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砺波市の保存樹【社寺林】(その2) 2014.12.18
柳瀬比売神社の社叢

指定番号 4

 柳瀬集落の中程、中筋往来の西にある比売神社の社叢はスギが主体で、東向きに立つ社殿の西側と参道の両側にはスギが立ち並ぶ。ほかに、ケヤキ、ツガ、イチョウ、ヒノキ、マツ、ツバキ、ヒサカキなどがみられる。この宮は由緒ある延喜式内社で、もとは、集落の東にあったが庄川の東遷によって流され、現在地に祀られたのは文政2年(1819)の頃とされている。

・指定番号 4
樹種 スギ
面積 3,383u
所在地 柳瀬

太田住吉神社の社叢

 スギの老木に囲まれた住吉神社は、庄川と千保川の間の微高地帯にある。もとこの場所は八幡宮の社地であった。この一帯は土壌が深く、よく伸びたスギが31本ある。東向きに建つ社と参道の両側には幹周り3m以上のスギが立ち並び、幹周り4.50mの大スギもある。ほかにアスナロ、ケヤキ、マサキ、ヤブツバキ、ヒサカキなどが見られる。なお、平成7年4月23日、東南東の強風で大杉5本が倒れ伐採された。そのうちの老杉の年輪は253年を数えた。

・ 指定番号 5
樹種 スギ、アスナロ
面積 2,682u
所在地 太田

安川日吉神社の社叢

 庄川右岸の低位段丘上にある日吉神社の社叢はスギの老木が主で、大きなスギの幹周りは5.38mである。社の東側にはエノキ、ウラジロガシの高木があり、サクラ、カキノキやヒサカキなどの小低木もみられる。エノキ、ウラジロガシの勢いはあるが、スギの老木衰弱傾向にある。平成3年9月の台風19号で西側のスギ3本、また平成7年4月の大風で東側のスギ3本が倒れ伐採された。

指定番号 6
樹種 スギ、エノキ
面積 1,612u
所在地 安川
 

薬勝寺の寺叢

 芹谷野の台地の中腹、西向きの斜面にある般若山薬勝寺の寺叢は、スギ、ケヤキ、モウソウチクが主で、これに、イチョウ、イイギリ、ウラジロガシ、ヤブツバキ、ヒメアオキなどが加わる安定した樹相で、延文4年(1359)桂岩運芳の開山とされる臨済宗の古刹にふさわしい森である。

坂を上ると山門右手には、幹周り4.56m、3.80mの2本の大ケヤキがある。山門をくぐると前庭には幹周3m越す大スギやイチョウがあり、スギの樹勢は旺盛で、イチョウは毎年多くの実をつける。

・指定番号 7
樹種 ケヤキ、スギ、イイギリ、イチョウ
面積 2,384u
所在地 安川天皇

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