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砺波市の保存樹【社寺林】(その3) 2014.12.18
徳万十五神社の社叢

指定番号 8

 徳万上村の産土神を祀る十五社神社は、この集落の南端、国道359号線沿の東にある。広い境内には見事に伸びたスギが立ち並ぶ。幹周3m越すスギも見られる。石段に登った段丘の中腹に、崖を背にして西向けに建つ社殿は、深いスギの森につつまれている。林内には芽生のスギもみられる安定した森である。

・指定番号 8
樹種 スギ
面積 4,482u
所在地 徳万大松島

徳万五社神社の社叢

 芹谷野段丘の中腹に崖を背にして西向きに鎮座するこの宮は、“岩神の宮”とも呼ばれ、段丘崖に露出した岩の上にある。社は礫層から滲み出る水で育まれたスギ、ケヤキの見事な木々の大木に囲まれている。もっとも大きなスギの幹周が8.12m、3m以上の木はスギは11本、ケヤキが2本ある。ほかにヤマモミジ、ウラジロガシ、ヒサカキなどのみられる森である。

・指定番号 9
樹種 スギ、ケヤキ
面積 5,649u
所在地 徳万

厳照寺の寺叢

 厳照寺の本堂正面には寺門のように並ぶ2本の大スギがある。南株は幹周り6.53m、樹高35m。北株は幹周り6.85m、樹高40m、推定樹齢は共に約450年以上、樹勢はすこぶる良い。“厳照寺の門杉”として富山県の天然記念物に指定されている。このほか寺の西側、南側にも多くのスギがあり、前庭には幹周り3mの大イチョウやモクゲンジ、タラヨウ、アセアカシヤなどがみられ、本堂の裏には大きなクワやヤブツバキもある。

 厳照寺は本願寺五世綽如上人の開基とされる古い寺。もとは、現庄川の河床付近にあったが、洪水で流され正保3年(1646)に台地のこの地に移った。

・指定番号 10
樹種 スギ、イチョウ
面積7,538u
所在地 福岡

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