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砺波市の保存樹【屋敷林】(その4) 2014.12.25
寺島説明宅の屋敷林

指定番号 12

 今回指定林のなかで屋敷林面積は最少に近いが、スギを中心に中下層木の競合した屋敷林の典型として注目できる。南面〜西面のスギを、エノキ、マサキ等の中小木が支えるように外観を埋め、全体の健全性を維持している。西面にはタケも入り、カキノキもある。樹木に手を加えない自然形の美しさの充満する屋敷林である。

・指定番号 12
樹種 スギ、エノキ、マサキ
面積 985u
所在地 鷹栖

浦傅司宅の屋敷林

 ケヤキ、タケの相観をつくる北面の活力は、西面、南面のスギを圧倒している。エノキ、ヒバ、ヒサカキ、アオキ等の中下木が自然形で上木を支える。東南面の庭には、ウラジロガシを中心にユズリハ、ヒイラギ、タラヨウ、イチイを配し、歴史の厚みを知らせる。全体の手入れが良く広さと樹木の自然形の調和した屋敷林である。

・指定番号 13
樹種 ウラジロガシ、モチ、ユズリハ
面積 2,972u
所在地 狐島

紫藤康二宅の屋敷林

 南面から西面にかけスギ中心の相観で、中木にエノキ、イイギリが入り、全層に活気を感ずるまとまりのある屋敷林。北面にはタケが成立する。庭にはスダジイがあり貴重な存在で、モチノキ、マツ等との組み合せが良い。自然形を保つ家屋後部のスギ林と東面庭の組み合せが面白い。屋敷林の原形を保つ。

・指定番号 14
樹種 スギ、エノキ、スダジイ
面積 1,386u
所在地 狐島

林梅夫宅の屋敷林

 スギに包まれた屋敷林にみえるが、東面から南面の林内空間は、まさに自然植物園である。クロモジ、マンサク、ガマズミ等里山に自生するものや、サンシュウ、ヤブツバキ、ヒサカキ、シロダモ等花実の豊かな木が所狭しと繁茂し、厚い樹叢をつくる。その下にイカリソウ、ユキノシタ、ワサビがすみわける。林縁にタケも入る。

・指定番号 15
樹種 スギ、ウメモドキ、ガマズミ
面積 1,935u
所在地 杉木。


【砺波市保存樹等指定委員会『散居のみどり−砺波市の保存樹− 』平成9年より抜粋】

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