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旧中嶋家住宅

2013.3.9

砺波市最古の建築

外観

外観

旧中嶋家住宅(きゅうなかしまけじゅうたく)  
    
昭和51年12月27日・市指定
砺波市花園町(チューリップ公園内)

 中嶋家は代々江波村の肝煎(きもいり)を勤めていた家柄で、もと砺波市高波(江波・よなみ)の中嶋粂雄氏住宅で、明治初期の頃の持高約80石、家号はゴンジロサあるいは肝煎を勤めたためキメルサとも言いました。
  建物の間口は10間(18.2m)、奥行き3間半(6.3m)の主屋の後に、3間半に4間(7.3m)のツノ屋を逆T字型にとりつけてあり、建坪約53坪 (176u)の寄棟(よせむね)茅葺きです。ワクノウチ造りのオイ(広間)を中心に南側に座敷、北側にネワ(土間)、後に茶の間、台所、ヘヤ(寝室)等を 配してあり、平面の様式は砺波地方一般にみられるヒロマ型です。18世紀中ごろの建築と推定され、改造部分のほとんどないことと相まり、この地方の農家の 古い様式を示す典型的な建物といえます。

建物は活用されて生きる
えんなか会の活動の様子

えんなか会の活動の様子

昭和51年12月に現在地に移築され、工事費は文化財保護に関心の深い株式会社神田商店社長神田七次郎氏のご好意によりました。公園の整備にあたり、周囲に杉や竹のカイニョ(屋敷林)を植え、灰納屋や杉の生け垣をめぐらして散居農家の屋敷景観を復元しています。

   ○ 文献『旧中島家住宅移築修理工事報告書』
             砺波市教育委員会刊 昭和52

ホタルが飛び交う
撮影日 H24.6.30

撮影日 H24.6.30

6月、中島家あたりの水路では、ホタルが幻想的な淡い光を放ちながら飛び回っています。

アクセス
砺波ICから車で10分