紙本妙法蓮華経巻子八巻
2013.3.11
平安後期の法華経写経
紙本妙法蓮華経巻子八巻
紙本妙法蓮華経巻子八巻(しほんみょうほうれんげきょうかんずはっかん)
昭和40年7月24日・市指定
砺波市苗加
法華経の写経で、巻子(かんず)八軸からなり、黒色鮮明、雄勁(ゆうけい)な筆勢です。幅約25cm、長さ各巻約10.5m。六角水晶軸の巻物で、第一巻 の巻頭に「奉納大乗妙典法華経一部・・・・・・・」とありますが、奥書はなく筆者は不明。平安後期のものと思われます。
大阪天王寺より伝わる
紙本妙法蓮華経巻子八巻
苗加神社は明治の初め村内の山王宮、神明宮、八幡宮の3社を合祀して苗加神社と号し、村内の氏神としたもので、その際山王宮所蔵の本経を社宝として収蔵しました。
同社の滝本坊の弟河辺正房が享保12年(1727)大阪天王寺より伝えたものです。
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- 砺波ICから車で5分