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松原遺跡

2013.4.7

県下屈指の規模を誇る、縄文中期の大集落跡

松原遺跡

松原遺跡

松原遺跡(まつばらいせき)

昭和62年3月30日・市指定
砺波市庄川町示野・金屋地内

 庄川左岸の扇頂部では三段の河岸段丘が認められ、松原遺跡はその最下位に位置する示野段丘上にあり、標高は103m。遺跡の範囲は広く、示野神社前の国道156号あたりから松原墓地まで、東西約360m・南北約280mにおよび、その大半が宅地と畑になっています。

 この遺跡は大正初期から知られており、戦後土地の開発が進むにつれ個人や学生などによって熱心に遺物の発掘や採集が行われ、復元された土器が多く残っています。(松原遺跡出土品参照)
 その後試掘を含め、昭和43年、48年、49年、平成7年、10年の5度、異なる地点の発掘調査が行われ、縄文中期(約4,000〜5,000年前)前葉から後葉にかけての、多数の遺構や大量の遺物が出土しました。

 昭和49年の調査で出土した縄文時代中期中葉後半の土器群を、富山県教育委員会は「松原式土器」と標識遺跡に設定し、現在も富山県埋蔵文化財センターで所蔵されています。

 遺構は住居跡や土坑(穴)が見つかっています。遺物として、土器では様々な器種(形)のものがみられますが、半截竹管文(はんさいちっかんもん)(半分に裂いた細い竹管の円輪を刺突させたり、引いて施す文様)を施した深鉢、有孔鍔付土器(ゆうこうつばつきどき)(口縁部に小穴をめぐらせた土器)が目立ち、ほかに土偶(どぐう)、耳飾り、円板状土製品などがあります。

 石器では魚網用と考えられている石錘(せきすい)が他の石器にくらべて非常に多く、石鏃(せきぞく)がわずかしかないことからも、当時の人々が鮭や鱒などを得るために、庄川に近いこの地を選んで住んでいたことがわかります。
 石器ではほかに石棒、磨製石斧(ませいせきふ)、打製石斧(だせいせきふ)、擦石(すりいし)、凹石(くぼみいし)、玉(たま)、石皿(いしざら)などが出土しています。

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アクセス
砺波ICから車で20分