大矢四郎兵衛銅像
2014.11.27
中越鉄道の父
大矢四郎兵衛銅像
平成23・1・26登録
大矢顕彰会・鷹栖自治振興会(砺波市鷹栖)
中越鉄道というと今は知らない人もいると思いますが、現在の城端線の前身となる鉄道です。この中越鉄道の創始者が大矢四郎兵衛です。
大矢は鷹栖村に生まれ、金沢の塾で儒学を学び、知識を行動に生かすことの大切さを身に付けたといいます。28歳に県議会議員に初当選し、砺波地方を発展させるために、経済活動の拠点として中越銀行の設立に尽力しました。また、砺波平野の米の運搬のために鉄道の建設を思い立ち、明治30年(1897)には富山県で初めての鉄道が開通しました。これが高岡と城端を結ぶ中越鉄道です。
大矢は他にも様々な活動を行いましたが、時代の変化に敏感に対応しながらも、常に砺波地方の発展を考える人だったと今も伝わります。