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ヨータカ

2014.8.18

砺波地方に伝わる田祭り

平成23126登録

大門・小島区長(砺波市大門・小島)

 

砺波地方では、田植え(農繁期)の終わりを祝ってヤスゴトの日の頃にヨータカを行う風習があります。ヤスゴトは田植え休みのことで、毎年6月10日とされています。

ヨータカでは、田楽あんどんと呼ばれる小行灯を持った子供たちがヨータカの歌を太鼓に合わせてうたいます。特に小島と大門は、子供たちが家々を巡回する伝統的なスタイルが残っています。行灯には武者絵や「祝田祭り」「豊年万作」などの文字が書かれ、五穀豊穣を祈っています。

この行事の担い手は子供たち。時期が近づくと、子供たちは神社や公民館で地域の大人から指導を受けながら練習を始めます。

ヨータカを受け入れる家々は玄関や式台を開け放し、明かりを灯して迎え入れます。子供たちが回ってくるのが楽しみなのだそうです。 大人たちが見守り、子供たちが精一杯歌いまわる。ヨータカは子供たちの地域参加の第一歩であり、地域住民の結びつきを強めている大切な行事なのです。