探す 文化財サーチ

 

関連タグのフォト

  • MORE

「砺波市ふるさと文化財」の記事

  • 金屋石石管 附.石工道具
  • 金屋石石管 附.石工道具(かないしせっかん つけたり いしくどうぐ)平成29年7月31日 ふるさと文化財登録砺波市栄町砺…
  • 金屋石採掘跡
  • 平成23・1・26登録金屋石材山主会(砺波市庄川町庄字加羅谷)庄川の右岸、合口ダムから小牧発電所対岸寒原(神原とも書く)…
  • 宗半塚
  • 金剛山恩光寺(現 南砺市福野)はもと、庄金剛寺村にありました。その寺跡近くに、土地の人が「宗半塚」と伝えているところがあ…
    • MORE

小倉の土居

2014.11.27

小倉孫左衛門が天正年間に居住したと伝わる屋敷跡

小倉の土居

小倉の土居

  平成23・1・26登録
鷹栖16区区長(砺波市鷹栖)


小倉の土居は、鷹栖の不動島を開いた有力農民・小倉孫左衛門が天正年間(1573〜1592)に居住した屋敷といわれています。

現在は、屋敷を囲んでいた土塁の跡を少し残すのみ。その長さは南側が39m、東側が30m、西側が13m程度。かつては東西の土塁の長さが南側とほぼ同じであったという図が残っているので、約40m四方の土塁に囲まれた敷地内に館を構えていたことがわかります。土塁の外側には堀がめぐらされていた可能性もあります。農民であったにも関わらず、防衛設備のある武士の居館のような屋敷に住まいしていた孫左衛門。中世の越中は一向宗門徒の勢力が強く、孫左衛門の先祖は戦国時代に木舟城主石黒左近から焼き討ちにあったとも伝えられています。

中世砺波の土豪や民衆の生活を垣間見る大切な遺跡といえます。