準のなわ塚碑
2014.8.18
検地に使った縄を埋めた塚
準のなわ塚碑
平成23・1・26登録
比賣神社総代会長(砺波市柳瀬比賣神社)
この石碑は、江戸時代の文化11年(1814)に建てられた石碑です。
柳瀬村では庄川の洪水などの災害もあり、村高のわりに納付の負担が大きく困っていました。そこで村は加賀藩に検地を願い出て、文化11年10月9日から11月11日までの33日間に渡り検地が実施されることになりました。検地の関係者は公平を期するため、新川郡・能美郡・河北郡など他郡の者も当たったと記録にあります。
検地の結果、年貢率が64%に減額となり、村人がこれを喜び、検地に使った縄を埋めたのが今回紹介する石碑です。 ちなみに加賀藩では、正式の検地引高としては最後の例として知られています。