正倉日記

 

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狐島の太子講

2021.11.26

狐島の太子講

狐島の太子講@

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■狐島の太子堂・砺波市狐島

狐島の三軒町(さんげんまち)と言われる場所に太子堂があり、2歳の太子像が安置されている。
昔、このお堂の近くに医者がありその付近にお堂があったが、道路の基盤整備事業で現在の場所に移された。
この行事は毎年7月22日が開催日となっていて、昭和50年頃まで狐島青年団主催であったが、現在は集落全体で世話・管理をしている。
当日は、朝から夕方にかけてお堂周辺を掃除して建具を外し、幕や提灯を飾り付け、花や供物を用意する。夕方、僧侶が読経されて住民がお参りし、その後、参加者全員で親睦会が行われる。
お堂は22日から一週間開放され、誰でも太子像にお参りすることが出来る。
太子像作者は、一生の間に一千体の石仏を彫ったといわれる庄川町金屋の森川栄次郎である。
昭和60年、像の台座は漆塗りの物になった。


 当日参加者は約30余名。
お寺さんはおじいちゃんとお孫さんでの勤行でした。
お孫さんはまだ小学生とお見受けしましたが、しっかりおつとめを果たされていました。
区長さんや住民の皆さんも熱心に行事に取り組んでおられ、太子像を大切にされていることが伝わってきました。

【2011年7月25日11:12『ふるさと学芸員の小窓』より】

狐島の太子講A

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