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西中の獅子舞

2017.1.26

砺波市内の活動中の獅子で最大のカシラ

獅子頭

獅子頭

祭日:9月5日
場所:甚蔵島(じんぞうじま)の神明社・熊野社・神明社
団体名:西中獅子舞保存会

砺波獅子。
にらみ獅子。男獅子。

西中は、出町から石動へ向かう主要地方道砺波小矢部線の中ほどに広がる大村。町村合併時に村を分割し、西部は小矢部市へ、東部は砺波市へ編入した。合併後も、獅子が出る秋の祭礼の日(9月5日)には小矢部市側からと砺波市側から人が集まる。二つの市の住民が共同で獅子を出すのはとても珍しく、砺波市でも西中だけである。

移動中の様子

移動中の様子

一時休止していたが、昭和51年に保存会が結成されて復活。復活に携わった神田さん(当時20代)によると、昔から西中に獅子があることは知っていたので、習ってみたかったとのこと。獅子に入るのは9人。獅子頭は18.5kg。これは現在砺波市内で活動中の獅子で一番大きいと思われる。
獅子頭が大きく重いので各演目の曲は短めになっている。各家や慶事の家はまわらないが、宮が遠いのでかなりの距離を移動するため相当な体力が必要。

昔は獅子の目が動いていたものと思われるが、今は裏から固定されていて動かなくなっている。獅子舞道具一式は祭日以外は願称寺に大切に保管されている。
クチトリ(シシトリ)をするのは小学校1年生〜6年生。毎年祭礼日は固定なので、平日だと若者が出稼ぎで参加できず、人数が少ないことが悩み。獅子方の年齢層を引き上げて対処している。


獅子舞

獅子舞

順路:9:00頃に願称寺にて準備→13:00頃出発→14:00甚蔵島の神明社→15:00熊野社→17:00神明社→黒田さん宅(現在の獅子頭の寄贈者)
宮に見に行く最適な時間帯・・・各宮をねり歩くので、宮の近くで見ることができる。

舞の種類
サンパサ・ボウ(上、下)・ナギナタ(上、下)・タチ(下、ミズヒキ)・カマ(四方玉、二方玉)
(『砺波市史』民俗社寺編より)


<2014年3月3日 西中獅子舞保存会長・神田誠一氏より聞き取り>

  • 甚蔵島(じんぞうじま)の神明社

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    熊野社

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    神明社