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10佐藤組を支えた手代たち−各組のハッピ−

2015.1.30

佐藤組の法被

 組はいくつかの配下組織を有し、配下はそれぞれの工事現場の直接担当者として責任を負った。この配下の工事現場には、組から派遣された手代(番頭)が経理責任者として工事現場の監視と出納の任にあたった(『110年のあゆみ』)。

 組−手代(番頭)−配下

 この組ごとに法被の図柄があったようである。
 
 古くは、村から出てくる作業員を村名を取って「開発組」「柳瀬組」の2班にわけていたという(『佐藤工業のあれこれ』)が、昭和30年代以降は表にあるような各組の社長名のはいったものになったようである。

いずれにしても、法被は同一組織に属し、精神的なつながりを持つ集団の象徴ととらえることができる。

各組のハッピのしるし

襟元 背中 裾模様  社長名
佐藤組   助  業部  佐藤 助九郎
 佐藤工業      
       
 米林  レール  業部   米林 安太郎
 金岩  芳  政  金岩 芳政
 慶伊  正  宗  慶伊 正宗
 木下  権  蔵  木下 権蔵
 堺井  佐  吉  堺井 佐吉
 中川  彌  平  中川 彌平衛
 吉田  政  雄  吉田 政雄
 江端  米  次郎  江端 米治郎
 喜田  與  作  喜田 與作
 田中  政  二  田中 政二
 広井  和  建設  広井 和吉
(『佐藤工業のあれこれ』)

佐藤工業(株)のハッピ
背中の印は朱(社内でも上級の人だけに与えられた)

背中の印は朱(社内でも上級の人だけに与えられた)









【砺波郷土資料館 『第31郷土先人展 庄川の川工事が生んだ実業家 「佐藤助九郎展」』2008年より抜粋】

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