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若林

2015.1.27

1月

 元旦(1月1日)
雑煮(しょうゆで味付け)
かぶら寿し
昆布巻き
黒豆
大根と人参とブリ(又はサバ)の酢の物

七日正月(1月7日)
七草がゆ

鏡開き(1月11日)
お正月に供えた餅をさげて、雑煮や汁粉にする。

さつき(1月15日)
早朝、5月の田植期の模擬的こととして早く起き、田んぼのかも(害虫)を追い、若木(庭にあるみどりの木)を折ってきて豆がらなどといろりでもやして、あずき汁を煮た。
もち粉をこねて、田んぼのたにしや稲株の形に整えてあずき汁の中へ入れ塩味で食べる。

天神講(1月25日)
正月の間かざってあった天神様を片づける。
天神様に尾頭付を供えた後、お鏡と一緒に下ろす。

2月

節分(2月3日)
立春は東洋のこよみで新年を迎える意味で、一年の福をもたらす神様がくるので悪霊を大豆を蒔いて追い払う。
いり大豆






3月

ひな祭(3月3日)
数日前から飾っておいたおひな様にそなえ、あと家族で食べる。
ひし餅(赤、白、青)






6月

田祭(6月10日)
6月10日に、豊年万作を願って1日ゆっくり休む。
餅:あずき、ごま、きな粉をつけたかいもち

8月

お盆(8月15日)
先祖の墓参り
小豆餡の入った餅を供える。

11月

報恩講(11月4日)
村の寺で報恩講があり、他家へ嫁いだ人が帰り寺へ参る。あわせて、稲作が終わった意味で刈上げ盆とも称している。
かいもち
神仏に供えて、刈上げを感謝する。







【のぎくグループ編集 『砺波のものごと12カ月』昭和55年より抜粋】