『となみのチューリップを育てた人びと』

  • 出荷風景
    2014.5.8
    B300万球の輸出見込み一瞬にして消える
     16年、アメリカからの大量注文により生産見込み300万球全量を輸出することとし、庄下産業組合高道倉庫を借りて球根を集荷し、輸出検査も終了し、荷造りをしていた7月26日、日本軍が南部仏印に進駐したのに対する報復手段としてアメリカが対日資産凍結を決定したとの電報が届き、一球も輸出す…
  • 2014.5.8
    Aチューリップ栽培の始まり
     庄下村矢木の水野豊造は、大正七年に親戚の南野尻村苗島の大窪久太郎、同村年代の城宝清治と共にチューリップ球根やボタンの苗を購入し観賞用に栽培し始めた。たまたま切り花として販売したところ予想以上の高値で売れさらに茎が彼上がってから掘り取った球根が買ったときよりも肥大していることに気…
  • チューリップの栽培地
    2014.5.8
    @県花はチューリップ
     品質の良さと全国一の輸出量を誇った富山チューリップは、平成7年の栽培農家数324戸、栽培面積226ヘクタールで、5,233万球が生産されている。様々な品種が栽培され、その数は320種を超えるが、その多くはオランダから輸入された種球を育成したものである。 富山県の球根栽培は、近年…