砺波ライフスタイルブック

 

関連タグのフォト

  • MORE

「祭り編」の記事

  • はじめに
  •  富山県民は「勤勉で忍耐強い」と評されます。それは真宗王国ともいわれる信仰的風土に根ざすものなのかも知れません。米作りが…
  • [夜高]「夜高」とは
  • <豊年満作、五穀豊穣を祈る、となみの初夏の風物詩。> 富山県西部に古くから伝わる夜高祭り。現在、4 …
  • [夜高]木舟町の夜高(その1)
  • <地縁・血縁の枠を越え、老若男女で作り上げる木舟町>  出町地区では、東・西・南北の17 町が、夜高…
    • MORE

[獅子舞]「獅子舞」とは

2013.3.26

喜びと感謝で満ちる集落

林一区集落のおどり獅子(林神社での秋季祭礼)

林一区集落のおどり獅子(林神社での秋季祭礼)

<豊穣を喜び、実りに感謝。集落をあげて楽しむ祭り。>

 獅子舞は、各集落の氏神の神賑として行われます。砺波地方ではほとんどが秋祭りに行われますが、栴檀山・庄川町の一部には春祭りにもあります。秋、豊穣を喜び、実りに感謝する華やかな獅子舞は、稲刈り後の風景を彩り、人々の心も豊かにします。
 一口に獅子舞と言っても、砺波市内だけでも3タイプあり(次ページ参照)、各地区(休止中のものも含め市内84 地区で確認)で継承されています。
 どのタイプにも共通しているのが、獅子のあやし役の存在。小学校1〜6 年生くらいまでの男の子が、棒やナギナタなどを持って軽やかに舞います。
 地区ごとに違いはありますが、獅子舞を担うメンバーは、おおよそ15〜42 歳くらいまでの若者・青年たちが中心となることが多いようです。
 祭り当日は、獅子の宿を出発し、集落のお宮に全演目を奉納した後、集落の家々を回ります。お祝い事があった家では特別な舞を。休憩時には、地区の女性たちや年長者たちが腕によりをかけた食事を用意。地域の人々のつながりと土地の豊さが感じられる、砺波の大切な祭りです。

三谷集落の女獅子

三谷集落の女獅子

三谷集落の女獅子

鷹栖(東部)のにらみ獅子

鷹栖(東部)のにらみ獅子

鷹栖(東部)のにらみ獅子