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昔の洗たく 「伸子張り」

2021.12.11

着物を広げて張って干す

絹や上布(麻布)といった反物(着物をほどいて戻した布)は洗うと縮みやすくなるので、昔は「伸子張り」という方法で干しました。

伸子張りは洗い終えた反物の両端を「張手(はりて)」ではさみ、柱や木に結んで広げてから「伸子」を一定の間隔に刺していきます。
伸子は竹製なのでしなりがあり、この性質を利用して反物の左右を引っ張らせることで縮ませずに干したのです。
伸子だけでも反物の縮みやしわをつけずに干せますが、裏返して糊をつけることでパリッとした仕上がりにすることも出来ます。