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民具が語る砺波のくらし−6900点が国の文化財に− 開催中

2017.10.24

重要有形民俗文化財に指定された 砺波地方のくらし が見えます 

展示風景

展示風景

現在開催中の展示は、郷土先人展「民具が語る砺波のくらし−6900点が国の文化財に−」です。
砺波地方の各家で使われていたモノを収蔵している資料館ですが、今年の3月3日に文化庁より重要有形民俗文化財に指定されました「砺波の生活・生産用具」6900点、すべてお見せするのは難しいので、その中から砺波地方の暮らしや日常生活がうかがえるような民具105点を展示しています。
今から50年ほど前、高度成長期の波が砺波にも押し寄せ、生活がガラリと変わりました。
以前は、一つのものを何代にもわたって大切に使っていましたが、電化製品や機械のものが販売されると、それまで使っていたモノは捨てられるか、納屋で半永久的にお役御免という運命になりました。
その頃、砺波で培われた文化、民具が次々と捨てられる状況に心を痛めた民俗学者の佐伯安一先生は、捨てられる民具を収集する活動を始めました。これが砺波における民具収集のはじめの一歩です。
その後砺波郷土資料館が開館すると、民具収集は資料館に引き継がれ、砺波地域である北は高岡市戸出、中田、南は五箇山、西は福光や小矢部まで、収集範囲を旧東西砺波郡に広げて、収集しました。その結果が現在所蔵している民具です。

稲作の道具

稲作の道具

砺波平野は庄川と小矢部川に挟まれ、用水が網の目のように流れる豊かな稲作地帯です。
なので、収集している民具のうち、農具が1/4を占めいています。
当時、田を起こしたりする作業には馬や牛が使われていたので、馬に関する道具もたくさんあります。耕運機やバインダーなどのガソリンで動く機械が登場するととても重労働が軽減され、扱いやすく、一気に広まると同時に牛や馬、一部の田植え用具が消えました。クワもたくさんの種類を土の具合や用途別に合わせて使い分けていましたが、必要なくなると捨てられたり、とりあえず納屋の中に入れられ、お蔵入りとなりました。


女の手仕事 

女の手仕事 

昔、女の人は着物が嫁に来たときには着物が縫えるのが当たり前でした。家族全員の着物を縫い、洗い張り(着物をほどいて布の状態に戻して洗うこと)をしては再度縫い、お母さんは大変忙しく、子どもはお母さんの寝ている姿を見たことがなかったといいます。