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2317_スルカス(尻枷)

2317_スルカス(尻枷)

ID:14512

※牛馬耕(ぎゅうばこう)用具:砺波地方では、農家が一年中農耕用の馬を飼っている家は少なく、ほとんどの農家は春耕時に馬を借りて水田を耕す「借馬慣行(しゃくばかんこう)」が広くみられた。農家は、加賀・能登方面からバクロウ(馬喰)が連れて来た農耕馬を、3〜4軒で馬仲間を組み、順番に使った。
農耕馬のクラ(耕鞍)やハモなどの装着具は、農家がそれぞれ準備した。

※尻枷(しりかせ)スルカス:胸繋(ハモ)から引いた引綱(ヒキテ)を両端に縛って牛馬の後方に位置させ、犂(すき)などの農具に取り付ける棒。形は丸・角、直線・「へ」の字型などがある。長さは普通1m前後。重さは2〜3kgほどである。

寸法
角型で、わずかに「へ」の字型。
所蔵経緯
長さ102cm、縦5cm、横4cm、重さ1.5kg。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘
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