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818_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)

818_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)

ID:15065

※中耕除草機 ラチウチキまたはコロガシ:田植え後の、根に酸素を補給する中耕と除草のため、一日中田んぼの中でうつむいて泥をかく「田の草取り」や、鍬(くわ)での「ラチウチ」作業は、過酷な重労働であった。この重労働の軽減に役立ったのが回転式の中耕除草機の普及であった。田植えに回転定規が使われるようになり、正条植えが普及した大正年間から昭和45年頃まで、さまざまな形式のものが使われた。鍛冶屋(かじや)が作った「八反取り(はったんどり)」をはじめとして、高野喜太郎によるトナミ農機製作所、大屋鉄工所などで、多くの除草機が造られた。
トナミ郷土資料館には全部で80点の除草機があるが、同じ物は少なく、年とともに改良が加えられてきた様子がわかる。
普通、ラチウチキまたはコロガシと呼ぶ。

撮影場所
砺波市杉木
材質・形状
二条取り。株間調節機能あり。木製六角形の転車軸に、鉄製打出し爪が15枚付く。比較的幅の広い爪2枚と比較的幅の狭い爪3枚が、3段ずつ交互に付く。
寸法
全長146cm、重さ6kg。2枚の爪の幅7cm、長さ18cm。3枚の爪の幅4cm、長さ18cm。
関連タグ
市指定文化財,無形民俗文化財,農林業 肥培・管理
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