フォトライブラリ

@2796_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)

@2796_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)

ID:15124

水抜き穴が1つずつ付く。
(プレート)「登録商標 市 製造元 大屋鉄工所 富山県戸出町2022 電話(戸出)177」

※中耕除草機 ラチウチキまたはコロガシ:田植え後の、根に酸素を補給する中耕と除草のため、一日中田んぼの中でうつむいて泥をかく「田の草取り」や、鍬(くわ)での「ラチウチ」作業は、過酷な重労働であった。この重労働の軽減に役立ったのが回転式の中耕除草機の普及であった。田植えに回転定規が使われるようになり、正条植えが普及した大正年間から昭和45年頃まで、さまざまな形式のものが使われた。鍛冶屋(かじや)が作った「八反取り(はったんどり)」をはじめとして、高野喜太郎によるトナミ農機製作所、大屋鉄工所などで、多くの除草機が造られた。
トナミ郷土資料館には全部で80点の除草機があるが、同じ物は少なく、年とともに改良が加えられてきた様子がわかる。
普通、ラチウチキまたはコロガシと呼ぶ。

撮影場所
砺波市小島
材質・形状
二条取り。舟形滑走板付き、転車が前後に2列あり。前方は普通爪、後方は板状爪の形式である。前方の転車軸は丸形の鉄製、鉄製プレス爪4本ずつ6段並ぶ。後方の板状爪はプレス爪6枚。株間と柄の角度の調節機能あり。
寸法
全長152cm、重さ6.8kg。一条の舟形の幅21.5cm、長さ58cm。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 肥培・管理
ダウンロード 申請

「T農林業 3肥培・管理」 の他の記事