『散居のみどり』

  • 2014.12.4
    砺波市の保存樹【単木】(その1)
     住居の森は多様な樹種によって構成されている。これらの樹は人々の暮しの中で、それぞれの役割を果し親しまれてきた樹々であり、郷土の風土になじんで生き続けた樹々である。今回市の条例に基づき、保存樹として選ばれた樹は51種130本に及んだこれらの中で、スギ、ケヤキは最も件数の多い樹種で…
  • ケヤキ
    2014.12.4
    砺波市有地の保存樹
    幹周6.59m樹高29.1m所在地 出町 今から500年程前の室町時代、庄川の一支流である中村川が、ところによっては川幅100mにもなってこのケヤキの西側を流れていた。この樹の周辺は水が淀んで、いつしか舟の渡し場になり往き来する人々の大切な目じるしとなっていた。 江戸時代に入り治…
  • 綽如杉
    2014.12.4
    砺波市指定文化財
    昭和37年5月28日 市指定井栗谷 栴谷神社 栴谷神社の境内にあって、本殿手前右側に位置する老樹で、樹勢はきわめて良好である。胸高幹まわり7.55m、樹高45.5mで、樹齢は約450年以上と推定される。この杉は、通称マスヤマスギといわれる地スギの一種である。耐陰性、耐雪性に優れ、…
  • 厳照寺(ごんしょうじ)の門杉
    2014.12.4
    富山県指定文化財
    昭和40年10月1日 県指定福岡 厳照寺 権正寺の本堂正面に並ぶ南北二本の大きな杉で、あたかも寺門のような形に生えているので、門杉と言われている。現在この杉の間隔は5mで、寺に向かって左の南樹は胸高幹まわり6.53m、樹高35m、地上15mの所で三枝に分かれている。向かって右の北…
  • 2014.12.2
    発刊にあたって・はじめに
    砺波市長 岡部昇栄 砺波市は緑豊かな自然に恵まれ、庄川の清流、美しい山々、色とりどりのチューリップ畑、屋敷林に包まれた樹居が点在するなど、固有の景観を有しています。この美しい景観は先人から受け継いだ貴重な資産であり、私たちに心のよりどころと安らぎを与えてくれるも…