厳照寺の門杉(ごんしょうじのもんすぎ)
昭和40年10月1日・県指定
砺波市福岡
厳照寺の本堂正面に並ぶ南北2本の大きな杉で、あたかも寺門のような形に生えているので、門杉といわれています。
現在この杉の間隔は5mで、寺に向かって左の南樹は胸高幹まわり6.36m、樹高35m、地上15mの所で3枝に分かれています。一方、向かって右の北樹は胸高幹まわり6.57m、樹高40m、地上10mの所で7枝に分かれています。
この杉は、日本海型のアシオスギ(芦生杉)の一種であるタテヤマスギ系の地方種マスヤマスギで、日本一美しい杉とされ、多枝型で比較的生育が早く、よく繁茂する杉の代表的な品種で、樹齢約450余年と推定される巨樹です。
天正13年(1585)11月の大地震以降、庄川が現在の位置を流れるようになったため、河心にあった厳照寺は、正保3年(1646)この地に移転しましたが、この2本の杉はそれ以前からあったと伝えられています。
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