厳照寺の梵鐘(ごんしょうじのぼんしょう)
昭和43年7月24日・市指定
砺波市福岡
この銅製梵鐘(ぼんしょ う)は寛永15年(1638)旧砺波郡西保(高岡市西部金屋)の鋳物師によって鋳造されたことが銘文によって知られています。鐘身96cm。竜頭(りゅう ず)(釣り鐘の頭部につけた梁にかけるためのつり手)21cm、口径70cm(外径)、竜頭の鼻筋と撞座(つきざ)は一直線上。上下帯には唐草模様がな く、乳は4段4列、まだ江戸時代的な過飾は現れず、製作は寛永末ですが、様式は室町期のものを踏襲しています。
高岡市の金屋町は、慶長16年(1611)に前田利長が西保の鋳物師を招いて開いた町で、この鐘の存在によって高岡金屋の成立後も西保が鋳物師の集落として栄えていたことが分かります。
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