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名ケ原貝化石包蔵層 2013.4.7
新第三紀層(100〜3500万年前)、かつてそこは海だった

名ケ原貝化石包蔵層

名ヶ原貝化石包蔵層(みょうがはらかいかせきほうぞうそう)

昭和62年3月30日・市指定
砺波市庄川町名ヶ原

 庄川町名ヶ原から舟戸ダムへ行く途中、道路脇の斜面に貝化石を見ることができます。
この貝化石包蔵層にはサルボウ(ニマイガイ・フネガイ科)ツキガイモドキ(ニマイガイ・カブラツキガイ科)、その他小さいマキガイ類などの化石があります。これらの化石からは、地層が堆積した当時の海の状態や深さ、海水温度など、この地方の古い地理や気候を推定することができます。
 この地層は新第三紀層に属し、名ヶ原地区を含め、湯谷温泉以北、鉢伏山から雄神地区の大部分を占める山地を「黒瀬谷累層」と呼んでいます。
 新第三紀層ができた時期は、氷河時代以前の約100万年〜3,500万年前で、県西部のほとんどが海であり、ようやく庄川など大河が発達し始めた頃と思われます。

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アクセス
砺波ICから車で30分

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