平成23・1・26登録
若鶴酒造株式会社(砺波市三郎丸)
若鶴酒造の酒蔵で、大正11年(1922)に建設されました。
木造のトラス構造で、桁行は南北に30間、梁間13間で、建築面積は390坪、梁間の中間6間が二階で、前側4間と後側3間が主屋から葺き下ろしの平屋部分となっています。
構造材は長尺の未松材で、北米からの米松材の輸入初期にあたります。外壁は大壁漆喰塗の土蔵壁で、南側の道路に面する面には採光用の大窓が設けられ、それが酒蔵を象徴する装飾的なアクセントともなっています。
戦後の昭和34年、設備の近代化にあわせた昭和蔵の建設にともない、貯蔵庫だけの役割となり、今日では古酒の酒蔵として使用されています。蔵の中には古い頃の若鶴の看板やポスターが壁面に飾られています。
「若鶴」の創業は、幕末の文久2年(1862)までさかのぼります。砺波郡三日市村(現在の高岡市福岡町三日市)の豪農、久次郎が加賀藩より免許を受けて酒造りをはじめたのがその始まりです。「若鶴」の名は、創業のころに近くの沼に舞い降りた若い鶴を見て、この鳥のように優美な酒を醸したいという願いを込めて命名されたといわれています。
これを明治20年(1887)、砺波郡油田村(現在の砺波市三郎丸)の大地主桜井宗一郎の分家、勇三郎が譲り受け、現在の工場の一角で酒造業を営みはじめました。
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