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法泉寺塔 2014.11.27
中世の板石塔婆

法泉寺塔

■法泉寺塔・砺波市秋元

法泉寺には板碑(供養塔)がある。
このお寺、三十品種余りの牡丹の花が咲く牡丹寺≠ニしても知られている。
現物は高さ80a、幅40aの安山岩。
調べると、板碑のカテゴリでは古いタイプに属し鎌倉末期から南北朝期にかけて造立されたものとされ、種子と呼ばれる箇所には、月輪の中央に大きく薬研彫りの「バン(大日如来)」が刻まれている。昭和35年に行われた付近の川の改修時に発見され、以来安置されているのだとか…。

板碑は板石塔婆ともいう。
鎌倉時代に関東地方に爆発的に発生し、急速に全国に普及したもの。

ここにも中世を語れるものがあった。

  

       

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