平成23・1・26登録
砺波市(出町広上町けやき公園)
出町の上水道設備は北陸三県では最も早くに敷設され、大正13年(1924)に竣工しました。
出町は地盤の関係上地下水までが遠く、上水道の敷設前は飲料水の大部分は河川水を使用していました。しかしそれでは衛生状態は悪く、疫病が起こるとその拡大を助長する原因のひとつにもなっていました。長年、水の問題は住民の悩みの種だったのです。
そこで大正2年(1913)に当時の出町町長が水道敷設のための臨時調査委員を設置し、上水道の敷設に向けて動き出しました。技術者も工事経験者もいない中で、上水道完成までの道のりは平坦ではなく、設計書の作成を繰り返したり、予算面で行き詰ったり、試験通水で水量が半減するほどの漏水が発覚したりなど、多くの困難にも直面する事業だったようです。
記念碑の碑文には、「衛生設備を整える事は民の幸せを増幅させる」という考えから上水道の敷設に至った経緯や、工事の困難、そしてこれからの出町の発展を期待する思いが記されています。砺波の発展を願う先人たちの努力を感じる事ができる文化財ですね。
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