平成23・1・26登録
個人(砺波市栴檀野(宮森新20))
厳照寺遺跡は、砺波平野の東側を一望できる芹谷野段丘に存在します。この遺跡からは、縄文時代中期(約4000〜5000年前)の遺物や遺構がいくつも確認されているほか、平安時代の遺構なども見つかっています。出土品の多くは縄文土器ですが、その量や質が良好なので「厳照寺T〜V式」として、一時期は県内の標識遺跡にもなっていました。
出土品は土器の他にも、縄文時代の竪穴建物跡や穴、埋葬施設の埋(うめ)甕(がめ)、土製品の耳(みみ)飾(かざ)り、土偶(どぐう)などがあります。また、石器では漁労用の網に付ける石(せき)錘(すい)、狩猟や木の伐採など多目的に使われる磨製(ませい)石(せき)斧(ふ)、木の実などを磨り潰す擦(すり)石(いし)、狩猟の際に矢の先端に用いる石(せき)鏃(ぞく)などが出土しています。古代人は栴檀野の豊かな森で木の実の採集や動物の狩猟をし、川で漁猟などをして生活をしていたのでしょう。
市内には縄文時代の遺跡がいくつも存在します。太古の人々がどのような生活をしていたのか。その暮らしぶりをうかがい知れる遺跡は貴重な存在です。
2018.11.29金屋石石管 附.石工道具
2017.1.6金屋石採掘跡
2017.1.6宗半塚
MORE
2020.12.24とやま城郭カード「増山城」特別バージョンを発行します!
2019.2.24砺波市埋蔵文化財センターリーフレット
2017.1.6金屋石採掘跡
MORE
2020.12.24とやま城郭カード「増山城」特別バージョンを発行します!
2020.4.13増山城跡
2019.2.24砺波市埋蔵文化財センターリーフレット
MORE