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青島の一本橋 2014.8.18
二万石用水に掛かる橋

青島の一本橋

平成23126登録


庄川上流用水土地改良区・市土木課(砺波市庄川町青島)


 


一本橋は庄川町青島で二万石用水に架かる橋です。はじめは大きな丸太橋でしたが、1953年に永久橋となりました。当時、青島村ではじめての鉄筋コンクリート製の太い永久橋だったそうです。その後、1982年にすぐ川下にあった青島橋(別名ライオン橋)と合体して現在の形になりました。青島橋の欄干には、竹内源造が作ったコンクリート製のライオン像が四体ありました。現在は風雨による劣化を防ぐため、橋の銘板とともに二体がとなみ散居村ミュージアムに移されています。


一本橋は松川除堤防が完成した1714年頃から堤防とつながっており、交通の要衝でした。かつては里程標(りていひょう)が立っていて、井波や城端への方向と距離が記してあったそうです。橋のたもとの地蔵堂には「文化十四年」(1817)の銘があるお地蔵様が安置されています。行き交う人たちが交通の安全や水害の無事を祈って手を合わせていたことでしょう。

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