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薬勝寺・大般若会_1 2014.6.16
開山忌

多くの僧侶の方々がお経を読まれます。

6月13日に安川にある臨済宗薬勝寺で行われた、大般若会に行ってきました。




10時半〜開山忌




13時半〜大般若祈祷法要




と行われます。




まずは、10時半からの開山忌。

薬勝寺を開山された初代の僧侶、桂岩運芳師の法要です。
尺八と鐘の音が響く中、多くの僧侶の方々が出てきてお経が始まりました。

お経の後は説教でした。

その中で、今年は臨済宗にとっても節目の年だそうです。
日本に臨済宗を持ってきた栄西様が亡くなって800周忌だそうです。
(ちなみに800周忌というのは亡くなられて799年目)

また拝を開山忌では六拝、大般若祈祷会では三拝、計九拝の九拝式です。お茶を献じて、御花を献じて両手両足に頭を地に着けて伏し拝むのが拝だそうです。


親王塚と公卿塚

大般若祈祷会が始まるまで薬勝寺の南側にある「親王塚」と300メートルほど離れた場所にある「公卿塚」にいってきました。
言い伝えによると、

応仁の乱によって京都を焼け出された御花園院の皇子淳良親王が安川の里に3年間侘び住まいされていた。
増山城主はこれを快く思わず、文明3年5月13日の夜、家来に命じてひそかに皇子とお供の公卿を殺害してしまった。
翌朝、この凶事を薬勝寺の和尚が知り、あわてて城主に伝えたところ、城主は偽って、「それは郷民どもの仕業にに違いない」とまことしやかに皇子の死を悼み、墓所を気づいて親王塚(般若塚)と名付け、またお供の公卿たちを公卿塚に葬った。


という、ちょっと増山城主が残酷に見えてしまうお話ですが、
詳しくは、下のリンクから。






次回は、大般若祈祷法要について書きたいと思います。イマイでした。

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