不思議な話をしましょう。
福岡の厳照寺(ごんしょうじ)さんには2本の立派な門杉があります。樹齢は450年とも言われます。
では厳照寺がこの地に移ってきたのはいつか?
答えは正保3年(1646)。
天正13年(1585)11月の大地震以降、庄川が現在の位置を流れるようになったため、現在の川の中にあった厳照寺はこの地に移転しました。
樹齢は450年。寺が移転してきたのは370年前。
どうも計算が合いませんね。
樹齢の測り方の誤差なのか、それとも寺が移転してくる前からこの木があったのか。伝承では後者なのですが、だったらなぜこのように「門杉」のような形で生えていたのか。もともと他の寺があったのか。
この杉は、日本海型のアシオスギ(芦生杉)の一種であるタテヤマスギ系の地方種マスヤマスギです。今も青年のような樹勢を見るたびに、この厳照寺の門杉の謎を解き明かしたい衝動に駆られます。
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