祭日:11月3日
場所:林神社・北明太子堂
団体名:頼成上村獅子方若連中
砺波獅子。
獅子頭は上と下に一頭ずつある。上が男獅子で角があり、下は女獅子で角がない。二頭とも熊の皮をはった熊獅子である。
婦負郡から習ったと伝えられる。
戦前は10月18日・19日を祭日としていたが、戦時中般若村全体の祭日を統一し、11月3日とした。昭和33年以降、一旦絶えたが、昭和46年に復活させた。
獅子頭(約5.2kg)は金色の角を持ち、表には一面に熊の毛皮を張ってある。桐製のものである。現在使用中のものは昭和56年に新調したものである。
胴幕は赤地に牡丹を大きくあしらい、巻毛の模様を描いてある。胴幕の中へ4人入り、尾は1人でもつ。尾を持つ者は、神社の境内で舞う時だけ胴幕の中へ入る。
頭持ちと胴幕の中へ入る人全員をカシラといい、順ぐりに頭をふる。衣裳は野袴状のタツケをはき、赤い柄のハンテンを着てケンタイとよぶラシャ地で袖に房の下がった前掛けをし、鉢巻・コテをつけ白足袋に赤い紐のわらじをはく。
おハヤシは笛5人、太鼓2人。笛ふきは、黒の背広に水色のハッピを着る。太鼓は竹の太い棒に紅白のきれをまき、2人で担ぎ、太鼓打ちがたたく。
獅子あやしはシシトリといい、小学校1年〜6年までの男の子である。衣裳は膝までのジバンを着てその上にタツキをはき、黒地に金で頼の字があるハラカケを当て、長い白布でたすきをして後ろで蝶結びに大きく結ぶ。顔に白粉を塗って両頬と額の中央に紅で丸をかく。毛冠をかぶり、白布の鉢巻をして白足袋に赤い紐のわらじをはく。
「とやま文化財百選」に選ばれている。
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