◇庄川での川下げ◇
川下げは10月中旬ごろから始まります。一手合(ひとてあい)は20人程の人夫(にんぷ)で、ふつうは3,4艘(そう)の川舟を使って、年間約4000〜5000石(こく)の木材を川下げしました。
最初に川入れ下材木群を木鼻(きばな)、最後に川入れした材木を木尻(きじり)といいましたが、その木鼻と木尻の距離は4kmにも及びました。川入れが終わった10月下旬から川狩(かわが)りが始まります。
川狩りとは、岸や岩に引っ掛かっている木材を鳶口(とんび)で押し、川の流れに戻す作業のことをいいます。川舟に乗る人夫と、川沿いを歩きながら川狩りの補助をっする人夫とがいました。
一艘の川舟には4人1組で乗り、前と後ろには舟を操る船頭が乗り、その間を中乗りと呼ばれる2人が岩に引っ掛かった木材を鳶口で押し出す作業をしました。急流の中、大量の木材と岩の間を左右に移動する川狩りはとても危険な仕事で、船頭の腕に頼るしかありませんでした。庄川の船頭の腕前は定評があり、越中舟夫(せっちゅうせんぷ)として全国でも有名でした。
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