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佐藤 助九郎 2013.4.4
多くの治水・鉄道工事を手がけました

佐藤 助九郎

弘化4年〜明治37年
(1847〜1904)
出生地: 現 砺波市東開発

 弘化4年6月18日、砺波郡開発村(現:砺波市東開発)に生まれました。庄川べりの開発村は幾度となく川の氾濫による水害に苦しめられていましたが、川工事や土木工事に熟練した人も多くいました。文久2年、助九郎16歳のときに佐藤組を起こし常願寺川の川工事を請け負いました。しかし常願寺川はその後何度も洪水をくりかえしました。明治24年の常願寺川大洪水の工事の際に、内務省付属のオランダ人技師デ・レーケを招聘して指導を受け、見事、工事を成功させました。
 その後、川工事だけでなく、鉄道や橋梁・トンネルなど、多くの治水・鉄道工事を手がけました。
 明治37年10月20日、58歳で逝去。

ゆかりの場所

佐藤記念公園
 富山市笹津
 →私財を投じて笹津橋(二代目)を架けた助九郎を顕彰して建てられた石碑がある。近くには国の重要文化財に指定されている美しいアーチ橋の四代目の笹津橋がある
 
佐藤翁碑
 砺波市東開発
 →東開発公民館の近くには、柳瀬地区の功労者として顕彰碑が建てられている

<参考文献>

『第31回郷土先人展 佐藤助九郎展』
        砺波郷土資料館・砺波市文化協会発行
 
『砺波市に映える人びと』
        砺波市教育会

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