砺波市の文化を、デジタルで楽しむウェブサイト。TONAMI DIGITAL ARCHIVES

1375_カマ・マンガ(馬鍬)枠

※馬鍬(まぐわ):荒起こしをしたあとの水田へ水を入れ、2〜3日して土がやわらかくなったころ、牛馬にカマの刃をつけたマンガを引かせて、草、特にハナグサ(紫雲英)を切り、同時に土の塊を砕く。この作業を「カマをかける」という。
その後、数日してさらにやわらかくなった田んぼへ、今度はカマを鉄棒に取り替えて牛馬に引かせて代(しろ)かきをする。
マンガのつくりは、1メートルくらいの台木に、鎌刃または鉄の棒状の爪を8〜10本取り付け、鳥居型の把柄(にぎり)をつけたもので、のちに回転式のものも出てきた。動力耕耘機の普及する昭和30年代まで使用された。
地域
撮影地不明
撮影場所
砺波市大辻
寸法
枠部 台木の長さ79.5cm、支柱の高さ59cm、鎌刃8枚、内6枚は同型。鎌刃の長さ24cm、角度130°、高さ15cm、幅7cm。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘

「T農林業 1耕耘」 の他の記事

MORE