2260_カマ(ナタハロー)
※馬鍬(まぐわ):荒起こしをしたあとの水田へ水を入れ、2〜3日して土がやわらかくなったころ、牛馬にカマの刃をつけたマンガを引かせて、草、特にハナグサ(紫雲英)を切り、同時に土の塊を砕く。この作業を「カマをかける」という。
その後、数日してさらにやわらかくなった田んぼへ、今度はカマを鉄棒に取り替えて牛馬に引かせて代(しろ)かきをする。
マンガのつくりは、1メートルくらいの台木に、鎌刃または鉄の棒状の爪を8〜10本取り付け、鳥居型の把柄(にぎり)をつけたもので、のちに回転式のものも出てきた。動力耕耘機の普及する昭和30年代まで使用された。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 砺波市
- 材質・形状
- 全部鉄製。3本の台に18本の鎌刃が取り付けられている。
- 寸法
- 作用面の幅84cm、奥行62cm、支柱の高さ66cm、重さ11kg。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘