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2383_エブリ(柄振)

(焼印)「桃」

※柄振:エブリは、田植え前の整地作業として最後の代かきをしたあと、さらに土をこなして柔らかくしたり、均平にならすのに使用する。水の中の土をゆり動かして柔らかくする「いぶる」「ゆぶる」とも呼ばれ、各家にはその家々の田んぼや働く人数に合わせたものがあった。古いものは大型でずっしりと重く、多くは屋敷林の杉やアテを使って作られた。エブリをさしたあとさらに梯子(はしご)を引いてならしてから田植えをした。
動力耕耘機が普及した後は、細くて軽い市販品に変わった。
地域
撮影地不明
撮影場所
砺波市秋元
材質・形状
杉材。柄は先の部分が折れている。
寸法
ならし板の長さ84.5cm、最大幅7.2cm、柄の長さ124.5cm、重さ1kg。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘

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