3395_エブリ(柄振)
※柄振:エブリは、田植え前の整地作業として最後の代かきをしたあと、さらに土をこなして柔らかくしたり、均平にならすのに使用する。水の中の土をゆり動かして柔らかくする「いぶる」「ゆぶる」とも呼ばれ、各家にはその家々の田んぼや働く人数に合わせたものがあった。古いものは大型でずっしりと重く、多くは屋敷林の杉やアテを使って作られた。エブリをさしたあとさらに梯子(はしご)を引いてならしてから田植えをした。
動力耕耘機が普及した後は、細くて軽い市販品に変わった。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 庄川町隠尾
- 材質・形状
- ならし板に泥ぬき穴(4cm×3.5cm)が二つ空いている。杉材。
- 寸法
- ならし板の長さ78.5cm、最大幅13.5cm、柄の長さ119cm、重さ900g。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘