2318_クラ(耕鞍)
※牛馬耕(ぎゅうばこう)用具:砺波地方では、農家が一年中農耕用の馬を飼っている家は少なく、ほとんどの農家は春耕時に馬を借りて水田を耕す「借馬慣行(しゃくばかんこう)」が広くみられた。農家は、加賀・能登方面からバクロウ(馬喰)が連れて来た農耕馬を、3〜4軒で馬仲間を組み、順番に使った。
農耕馬のクラ(耕鞍)やハモなどの装着具は、農家がそれぞれ準備した。
- 地域
- 撮影地不明
- 材質・形状
- 鞍骨は木製。鞍床は莚(むしろ)に藁を詰めたもの。中央に支えの鉄板。他に、ズック製首あて、腹掛け、馬銜(はみ)とその金具。
- 寸法
- 長さ46cm、幅49cm、高さ46cm、重さ9.5kg。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘