201_セナカアテ(背中当て)
重いものを運ぶ時、鞍の下に当て、馬の背が擦れるのを防ぐ。南京袋(なんきんぶくろ)を開き、中に藁を詰め、莚(むしろ)をあててある。
※牛馬耕(ぎゅうばこう)用具:砺波地方では、農家が一年中農耕用の馬を飼っている家は少なく、ほとんどの農家は春耕時に馬を借りて水田を耕す「借馬慣行(しゃくばかんこう)」が広くみられた。農家は、加賀・能登方面からバクロウ(馬喰)が連れて来た農耕馬を、3〜4軒で馬仲間を組み、順番に使った。
農耕馬のクラ(耕鞍)やハモなどの装着具は、農家がそれぞれ準備した。