2466_タウエワク・コロガシ(六角回転定規)
一ワクの大きさが非常に大きい。
※田植定規・田植枠:田植枠が考案されるまでの田植えは、田んぼの長辺に縄を張り、それに沿って後退しながら苗を植え付ける方法であった。明治の中頃平板の定規が考案されたが、やはり後退植えで、能率が上がらないので普及しなかった。
その後明治40年頃から回転式六角定規が砺波で考案され普及し始めた。この回転定規は、整地し水を張った圃場(ほじょう)で、六角のワクを転がして圃場に四角の跡をつけ、その交点へ苗を植えるもので、このワクの発明により、田植作業が前向きにできるようになり、作業の能率が飛躍的に向上した。このような正条植え(せいじょううえ)となったことで、その後の中耕除草機(ちゅうこうじょそうき)の普及をうながすなど、農作業の省力化と米の増産に大きな役割を果たした。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 砺波市神島
- 材質・形状
- 六角柱。杉材。
- 寸法
- 全長256.5cm、幅73cm、一ワクの縦・横とも36.5cm、桟の数8列、重さ10kg。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 田植え